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#06

利益感度分析

利益感度分析

利益感度分析とは、利益に影響するいくつかの要素の中から、どの要素が変動すると利益に与える影響が大きいかを見極めることです。
事業がうまくいっている時もそうでない時でも、この利益感度分析を行うことで今何をやるべきなのかが明確になり、すぐに取り組める事や、長期的に取り組むべき事が見えてくる為、経営に必要な作業であると私は考えています。では、どのように見極めるのかというと、基本的には4つの要素から算出していきます。

​1.売上単価(販売価格)
2.販売数量
3.原価
(原材料、パッケージ等の商品やサービスを提供する毎に変動する経費)
4.固定費

この4つの視点からそれぞれ損益分岐点を試算しつつ、なにがどうなれば利益にどれだけ影響を与えるかを算出します。言葉ではわかりづらいかもしれませんが下記の方法でそれぞれが何%になるのかを見ていきます。



1.販売価格をいくら下げると利益がゼロになるか(いくら値上げすると損失が無くなるか)
利益感度=利益(損失)÷ 売上高


2.販売数量をいくつ下げると利益がゼロになるか(いくつ販売数量が上がると損失が無くなるか)
利益感度 = 利益(損失)÷ 粗利益(総売上-原価)


3.原価がいくら増えると利益がゼロになるか(いくら原価を下げると損失が無くなるか)
利益感度 =利益(損失)÷ 原価(変動費)

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