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#03
ターゲット設定(ターゲティング)
ターゲットを直訳すると、的や標的といった意味になりますが、マーケティング業界やビジネス上では、特定の基準に沿ったセグメントに区分される、商品やサービスの消費者層を指します。
簡潔にいうと、「こんな人たち」です。「こんな人たち」に当てはめるのは「年代」「性別」「職業」「地域」「年収」などが一般的で、業種やサービスによってセグメントは異なります。
ターゲットを設定するメリットとしては、ニーズを特定しやすいことと仮説が立てやすいことです。
例えば、「全国の皆様」と「佐世保にお住まいの30代サラリーマンの皆様」では、ニーズの想定が大きく変わりますよね。
ターゲットの絞り込みが甘いほど、どのニーズに応えれば良いのかわからなくなってしまいます。 そしてこのターゲット設定は、マーケティングの命とも言えるコンセプトを決める際に必要不可欠なのです。
前述で「問題の解決から、どう貢献するかを明確にする事」がコンセプトであると言いましたが、実はここに「誰の」もしくは「何の」が隠れているわけです。
特定の消費者層を想定することで、「この人たちはこんな問題を抱えているだろう。だからこのサービスで解決して、業界を変える!」といった仮説からコンセプトが生まれてくるのです。
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